簡易F2Lができるようになったら、裏F2Lの学習を始めましょう。
簡易F2Lのやり方はこちら
F2Lの基本41パターンが全てできる必要はありません。
裏F2Lとは?
基本的なF2Lでは手前のスロットにパーツを揃えますが、裏F2Lは奥のスロットにパーツを揃えます。
基本的なF2Lで揃えるのは手前のスロット(水色)
裏F2Lで揃えるのは奥側のスロット(ピンク)
奥のスロットを揃えることで、次のパーツを見つける速度を格段に上げることが可能です。
裏F2L専用の手順(追加手順)もありますが、今回は通常の裏F2Lを解説します。
基本的な考え方
まずは一番簡単なF2Lのパターンで説明します。
この形のF2Lは「U R U’ R’」で揃えることができますね。
しかしy2で持ち替えて「U L U’ L’」と回しても揃えることができます。
実際に回してみるとわかりますが、「U R U’ R’」と「y2 U L U’ L’」のキューブの動きは全く同じです。
つまり「手順を前後左右対称にして回せばいい」ということになります。
具体的には、もとの手順の先頭に「y2」をつけて、手順の「R」と「L」を読み替えればいい、ということです。
別のパターンでも見てみましょう。
このF2Lのパターンは「L’ U2 L U’ L’ U L」で揃えることができますね。
これを裏F2Lで揃えるには、手順の先頭に「y2」を加えて、RとLを読み替えればいいので
「y2 R’ U2 R U R’ U R」で揃えることができます。
裏F2Lの使い方
基本的な考え方がわかったら、実際に使う場面を交えて使い方を学びましょう。
よくあるパターン
例えばこのF2Lはどのように揃えるでしょうか。
基本的なF2Lの考え方では「y U’ L’ U L」で揃えます。
これを裏F2Lにすると、もとの手順の先頭にy2を加えてRとLを入れ替えればいいので
「y2 y U’ R’ U R」になります。
しかし最初の「y2 y」は「y’」に置き換えることができるので、裏F2Lの考え方では
「y’ U’ R’ U R」で揃えます。
応用的な使い方
こちらのF2Lはどのように揃えるでしょうか。
基本的なF2Lの考え方だと「L’ U’ L y’ U’ R U R’」のように揃えます。
この手順の途中の持ち替えを利用して裏F2Lにしましょう。
「L’ U’ L」までは同じですが、持ち替える向きを「y’」ではなく「y」にすることで裏F2Lへ変化させることができます。
このように持ち替えを含む手順では、持ち替える向きを工夫することで裏F2Lにすることができます。