今回はF2Lの持ち替えについて解説します。
特に平均タイム15秒くらいの人が習得すべきテクニックです。
上手な持ち替えを身につけることで先読みも自然とラクになってきます。
持ち替えをなくすわけではない
F2Lでは効率の良い持ち替えをすることが大切です。
無駄な持ち替えは減らす必要がありますが、決して持ち替えを無くすわけではありません。
追加F2Lを大量に覚えて全てのパターンを持ち替えなしで揃える、というのはオススメしません。
効率の良い持ち替え方
効率の良い持ち替え方のポイントは
- スロット位置のコントロール
- EOの意識
があります。
EOについてはこちらの記事を参考にしてください。
スロット位置のコントロール
F2Lでは優先して埋めておくべきスロットと空けておくべきスロットがあります。
埋めるべきスロットはBLが最優先、次いでBR、FL、最後にFRです。
その逆で空けておくべきスロットはFRが最優先、次いでFL、BR、最後にBLです。
なるべくBLスロットが埋まっている、かつFRスロットは空いている状態を維持しましょう。
これはF2L#1#2を揃えるとき特に有効です。
例えばBRスロットが揃っていて緑橙F2Lを揃えるとき、持ち替えるべきはyとy’どちらでしょうか。
仮にyして揃えると、FRスロットが埋まっているという良くない状況になってしまいます。
さらに緑橙F2Lを揃えることで、手前スロットが両方埋まっていて奥スロットが両方空いているという非常に不利な状況に陥ります。
そのためy’をして、BLスロットが埋まっている状態かつFRスロットが空いている状態にして揃えましょう。
緑橙F2Lを揃えると奥のスロットが両方埋まっていて手前スロットが両方空いているという、先読みに理想的な状態になります。
EOの意識
EOの概念を理解していると持ち替えの回数を減らすことができます。
基本的にはEOがGoodのF2Lから揃えていきましょう。
これはF2L#3#4を揃えるとき特に有効です。
例えば図のようなF2L#3#4を揃えるとき、赤緑F2LはEOがGoodで緑橙F2LはEOがBadです。
仮にEOがBadの緑橙F2Lから揃えようとyした場合、赤緑F2LのEOが反転してもう一度持ち替えの必要が出てくるので、持ち替えは2回になってしまいます。
そのためEOがGoodの赤緑F2Lから揃えてからyして緑橙F2Lを揃えましょう。
そうすると持ち替えは1回で済みます。