ステップ3 3×3パリティ(揃わない・ありえないパターン)
センターとエッジが揃ったら、4×4キューブを3×3キューブとして見立てて揃えましょう。
ただし、通常の3×3ではありえないパターンが出現することがあります。
この現象を「パリティ」と呼びます。
エッジの向きが揃わない(OLLパリティ)
3×3キューブの解き方では、エッジの向きが揃わないことがあります。
これを「OLL(オーエルエル)パリティ」といいます。
OLLパリティ
CFOP系の解法で、上面十字の揃っている部分が3つ、もしくは1つの場合
コーナーファースト系の解法で、エッジが単独で反転している場合
OLLパリティが発生した場合は、どの場合であってもOLLパリティ手順を回すとエッジの向きが揃う状態になります。
なおOLLパリティが発生していない場合は、手順を回す必要はありません。
OLLパリティ手順
Rw U2 x Rw U2 Rw U2' Rw' U2 Lw U2 Rw' U2' Rw U2 Rw' U2' Rw'
上面手前側のエッジ+コーナー(水色枠部)の向きが変わる
手順の覚え方
この手順では、上面は全て180度回すので無視して、2層回しに注目して覚えましょう。
まず回転の上下方向を3つに区切って覚えます。
上上上/下下下/上下下
次に細かい部分を覚えます。
上 持ち替え 上 上
下 下(左2層) 下
上 下 下
手順の覚え方
エッジやコーナーの位置が揃わない(PLLパリティ)
3×3キューブの解き方の最終ステップで6面が揃わないことがあります。
これを「PLL(ピーエルエル)パリティ」といいます。
エッジだけやコーナーだけを入れ替えたら揃うパターンです。
PLLパリティ
エッジを2つ入れ替えら揃う
コーナーを2つ入れ替えたら揃う
PLLパリティが発生した場合、コーナーの2点交換、エッジの2点交換どちらの場合であっても、PLLパリティ手順を回すと6面が揃う状態になります。
高橋メソッドの場合は手順を回した後、上面の十字側面を揃えるところからやり直してください
なおPLLパリティが発生していない場合は、手順を回す必要はありません。
PLLパリティ手順
r2 U2' r2 Uw2' r2 Uw2'
上面手前側と奥側のエッジ(黒枠部)の位置が入れ変わる
以上で解説は終わりです。
お疲れ様でした!